【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。
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キーンコーンカーンコーン
考え事をしていると
案外はやく時は過ぎるもので
気づけばもう、お昼になっていた。
どこで、食べよう………。
少し悩んだ、その時
「せーりーざーわーちゃんー!!」
いささか元気過ぎる声が聞こえたかと思うと
ドーンッ
と背中に覆い被さるような重みがかかる。
驚いて振り返ると
「芹沢ちゃん、ご飯食べに行くぞ!」
ニッと笑ってそういう
リリーさんの姿があった。
「ほら、行くよ?」
リリーさんはそう言うと廊下の奥へと歩き出す。
私は困惑しながらもリリーさんの後を追った。