【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。
「うわぁぁぁ!」
そんな声とともに
ガラガラガッシャーン
という派手な音が聞こえた。
「リリーさん!!」
音がした方向を見るとリリーさんが苦しそうにうずくまっていた。
「どうしたの?大丈夫!?」
焦ってそう聞くと
「ちょっと、つまずいちゃったんだ。」
そういって後ろを指さした。
そこには………
じょうろやホース、スコップなどの園芸用品が
なだれをおこしていた。
大丈夫?
そうもう一度聞いて手を伸ばしかけ、
リリーさんにあと少しで
1ミリで触れそうになった
その瞬間。
黄金のパウダーのようなものが舞い、
リリーさんのまわりが光り輝く金色で埋め尽くされた。