【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。
1*『大好きなキミ』
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考え事をしていると、時の流れは早いもので…
「優菜さん?大丈夫ですか?」
いつの間にか午後の授業も終わり、家に着いていたようだ。
「…優菜さん?私の話、聞いてましたか?」
「あっ、ごめん…。」
素直に謝ると
「だから、そろそろ寮に入りませんか?って言ったんです。」
「寮………?」
そんなの、トワイライト魔法科高校にあったんだ……。
「今までは、優菜さんに大きな環境の変化はストレスになると思ってこの家を用意したんですけど、
維持費が高いんですよ。」
そっか…。
って、ん?!
今、維持費って言った?
今、世界中の子どもたちから夢を奪ったよね?
………でも、この家にこだわる必要はもう、ないよね?
「うん。わかった。」
「ありがとうございます。では、これを。」
満面の笑みのメリが
私の目の前に置いたのは