【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。
……でも、今回は
リリーちゃんの時のようにそううまくはいかなかった。
強い………
私はどんどん魔力が吸い取られていくのを感じる。
私の力では到底かなわない。
「……ぅっ…く…っ……。」
もう、どちらのものかもわからない
うめき声がぼーっとしてきた私の頭に響く。
「……………っう!」
突然、身体から力が抜けて
私はその場に倒れ込んだ。
そしてそのまま、
意識を手放した。