【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。
3*『濡れ羽色の髪の少年』
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「芹沢ちゃんはショップ、やらないのか?」
1通り部屋の案内を済ませるとリリーちゃんが
そんなことを言い出した。
「…ショップ?」
「そう。個人部屋のところにおっきい窓があっただろ?
そこでショップができるんだ。
魔法力もあがるし、楽しいぞ?
それに、コインも稼げるんだ。」
「コインも?!」
コインとは、学園内でだけ使えるお金のようなもので、
これで食堂や自販機学用品などが全部買える。
収入のない魔法学生には嬉しい話だ。
「やるっ!」
私がそう答えるとリリーちゃんはニコニコと笑った。
うーん、なんのショップをやろうかな………