【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。
3*『守ってくれるって言った』
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その後、
『今日から旅行いくから、兄と一緒に帰る。』
と言って仲良さげに帰っていった
やっぱりブラコンシスコンな水瀬兄妹を見送ると
私はひとりで帰路についた。
ショップを『open』にすると、
相変わらずの大盛況でたくさんのお客さんが来てくれる。
クラスの子
隣のクラスの子
1個上の先輩
2個上の先輩
友達の友達………
…………でも、私の本当に来て欲しい人は、来てくれない。
積み上がってきたコインを眺めながらため息をつく。
私が来て欲しいと思ってるのは、
ただひとりだけなのに。
こんなこと言ったらお客さんに失礼だけど、
私は今、ただひとりにだけ会いたい。
なんて、そんなことを思っている間にも
着々と閉店の時間は近づいてくる。
………もう、来ないか。
そう、諦めかけたその時、