【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。
諦められなかった俺は、
何度“好き”を彼女に伝えようと試みたかわからない。
でも、いつもいつも
情けなくて意気地無しの俺は
その子の笑顔を見つけるだけでなにも言えなくなってしまうんだ。
彼女が隣にいてくれる、この距離感が心地よくて
伝えたら、崩れてしまう。
そればかりが怖くて、
伝えられなかったんだ。
いつもいつも。
でも、そんなある日、
俺はその子を生命に変えても守ると決めた。
なにがあっても
俺の全てを捨てたとしても
……………この、命が尽きたとしても
彼女だけは絶対に守るって決めたんだ。