【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。






諦められなかった俺は、



何度“好き”を彼女に伝えようと試みたかわからない。




でも、いつもいつも


情けなくて意気地無しの俺は




その子の笑顔を見つけるだけでなにも言えなくなってしまうんだ。



彼女が隣にいてくれる、この距離感が心地よくて



伝えたら、崩れてしまう。



そればかりが怖くて、

伝えられなかったんだ。

いつもいつも。





でも、そんなある日、

俺はその子を生命に変えても守ると決めた。



なにがあっても


俺の全てを捨てたとしても







……………この、命が尽きたとしても





彼女だけは絶対に守るって決めたんだ。





< 92 / 254 >

この作品をシェア

pagetop