【完】何度でも、キミの瞳に恋をする。
久しぶりに、夢を見た。
そう、これは………
幼なじみの“ホシ”と出会った時の夢。
そんな夢を見たからだろうか。
あの時と同じように胸がいつになく高鳴っている。
ホシ。
そう。彼は、幼い私の初恋の相手だった。
でも、いつからだろう。
彼との記憶は途中で、私の頭から消えている。
ホシがなぜ、消えたのかはわからない。
でも………
なんだか、誰かに似ている気がする。
―――この、魔法界で出会った誰かに。