君への想いを・・・
☆第一章 ~初めまして?〜
四月の今日

私は高校生になります!!!
とーっても!楽しみ!!
だって、先輩に会えるんだから…

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…あれは、中学2年生の冬
「あー寒い!こんな日におつかいなんてーお母さんひどいよぉぉぉ」

親戚の集まりがあるからとお母さんに頼まれたおつまみや料理の具材を買いに行ってと頼まれ来たけど、足元は氷でテッカテカ、まるで校長先生の頭みたい…なーんて思いながら近くのデパートまで歩いていく

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買い物が終わって外へ出るとお日様が出てきていて、少しポカポカしていた

晴れた日は気持ちいいなー!と思いルンルン歩く帰り道。ふと近くの公園を見てみると、夏にはふさふさ葉が生えて風で爽やかに揺れる野原は昨日降った雪が積もっていた。
そして、お日様に照らされ、少しとけた野原の雪は、すごくキラキラしていて、とても綺麗で、感動した。

「わーすごい…。!!!これは帰って、お母さんに報告ダッ!!!!」

もう私の脳内はキラキラに包まれたいた。
マ〇オのようなジャンプをし、スーパーモードに入る直前だった

あれっ………

一瞬、周りの景色がスローモーションになった

(あ、やばい…)

ちょうど少しとけて滑りやすくなった氷の罠に、ひっかかってしまった

体育の柔道の授業で習ったはずの受け身をとろうとしたけど、さすが私は超がつく運動オンチ、上手くはいかなかった。

転ぶ…っっ!!!

怖くて目をつぶったが、背中に強い衝撃はない

あれっ?
目を開けると、そこには男の人がいた

「…危ねぇよ」
「怪我ないか?」

「…だ、大丈夫です」
びっくりして一瞬固まったが、謝らなきゃと思い飛び跳ねた

「ごめんなさい!!!」
「あぁ、別に」
「あ、あの、なんかお礼に…」
「いらねぇよ」
「や、でも!」
「だから、いらねぇ」

この人、優しいかと思ったら冷たい人!?
え、でも、助けてくれたから優しいひと?どっちだぁぁぁ!!!!!!!!

そんなことで脳内がぐるんぐるんしてるあいだに立ち去ろうとしていた

「ありがとうございます!!」

そういうと振り向いて、少し微笑んで立ち去っていった

その時、胸が飛び跳ねたようになって、すごくドキドキして、世界中が輝いたように見えた

これがあの冬の思い出




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