その嘘に踊れ

響き渡るみっ○みくに対抗して、アオは声を張り上げる。


「ちょっと!コレ、ほんとにクライアント!?
アンタらいつも、こんなイカレたヤツらから仕事貰ってンの!?」


響き渡るみっく○くに対抗して、アイツも声を張り上げる。


「ンなワケあるか!!
コレはおまえの移籍先じゃねーのか!?」


だがしかし、みっ○みくは余裕。


 此処は宴 鋼の檻
 その断頭台で見下ろして


「コッチだってンなワケあるか!!
そもそも俺、移籍なんてするつもりねーし!!」


「まだ素っ惚けてやがンのか!?
大体、ボカロ好きのクライアントなんて聞いたコトねーわ!!」


 三千世界 常世之闇
 嘆ク唄モ聞コエナイヨ


「ボカロ好きの組織だって聞いたコトねーわ!!
ねェ!クライアントは!?いつ来ンの!?
ほんとに来ンの!?」


「知るか!!
もう、うるさい!うるさい!うるさい!!
撃て!撃っちまえ!!
この喧しい車共々、黙らせちまえ!!」


 青藍の空 遥か彼方
 その光線銃で打ち抜い


『て』


ダッダダダダダダダダダダ…

狙ったような、絶妙のタイミング。

バーチャルアイドルの号令で、マシンガンの雨が倉庫内に降り注いだ。

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