その嘘に踊れ

「え?
そう?」


不意に聞こえた呟きに、今度はアオが首を傾げた。

呟きは止まらない。

微かに。
吐息のように。
耳を掠めて…


「アオが一緒にいてくれさえすれば、ソコはただ球体になっただけの不純物を多く含む水を綺麗だと思える世界だから。
たとえ永遠に夜明け前でも、永遠に真っ暗闇でも、私は平気」






…///

前言撤回─────!!!
ロマンスがありあま─────る!!!

不純な水のくだりはさっきから意味不明だケド、なんかスゲェ可愛いコト言いやがったのは、わかりすぎるくらいよくわかったぁぁぁ!!

もう…
スイーツ(笑)したい。

ちょっと首を回したら、ほっぺにチュってできそうだもん。

したい。

でもなー…
今ひでぶったら、確実に落下コースだしなー…

だから代わりに、ね。


「ね、シズク?」


「ナニ?アオ」


「えへへー///
シズクーシズクーシシシシズぅぅクぅぅぅ♪」


「やめて、アオ
ほんとウザい」

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