その嘘に踊れ

「あー… ニートに見えるのね、俺…
ちょっと凹む…
でも、そう。
しーちゃんは、俺に興味があるンだ?」


「うん、ある」


「ふーん… なんかこう… えへへ///
よし!特別に、ちょっとだけ教えちゃおう!
俺は… 超A級スナイパーだ…」


「スナイパー?」


「そう…
世界を股にかける凄腕だから、20ヶ国語は余裕だゼ…
握手が苦手なコミュ障さんで、白ブリーフ派でもある…」


「あー… うん。
ウサギのように臆病でもあるよね」


「フフ…俺のコトがわかってきたようだな…
名は… そうだな…
仮に、リ○ーク東郷とでも言っておこうか…」


「ちょっと待った。
なんでソコ、死神と合体させた?」


「…
リ○ークだろ?」


「デ○ークだよ」


「フっ…
天然を炸裂させちまったようだな…」


「…デ○ノートに名前書かれて、死ねばいいのに。
あ、そのピースは本丸」


探っても探っても、嘘しか発掘されないケースもある。

なんつーか…
共に望んで始めたような、和やかな日常だ。

そこに、嘘と鎖さえなければ。

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