白い嘘
「あ、おい!お前、なんでこんなとこいんだよ。」


いくつもの椅子から近くにあったものに座って、ボーッと空を眺めていたら、突如奥から声が聞こえた。


その声はあの茶髪の人の声だと分かった。


??


何かな……


「……、……なん……い…だよ。」


聞き取れない


声がしたのは、教室と繋がっている教官室からだった。


「………」


気になって、耳を澄まして見ると茶髪の人の声しか聞こえない。


「ここ俺が教えたんだろー。しかも、入っちゃダメだよー。」


あの人の声は、よく響いてる。

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