振ったのは僕だった。




見ていたフォトアルバムを放り投げた。



だから3年も前の事なんだってば…。

私は振られたんだってば。



『まじで未練がましいっつーの…。』


大雨が降る音に守られてるかのように、部屋の中で小さく呟く。



信じてた。
でも裏切られた。



だから大嫌い。
でも大好き。



本当に憎い。
でも会いたい。


全てが本心で、訳が分からない。


いい加減あいつの事は忘れたいよ…。



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