ノイジーマイノリティー

だから



あなたを失くしてしまったら



わたしは一体どうなってしまうんだろうと



そんなことを考えた時



気が付いたんだ



あなたを失くすなんて



絶対考えない



考えられない




まして私からは



別れを言い出すなんて



多分



絶対考えられないだろうなと



いうことだった




考えられなかった



たとえ離れていたって



あなたの事を考えない日なんて



今の私にはなかった



どこにいたって



いつもあなたのことを



思っていた




あなたにはいつも幸せでいて欲しい



そんなあなたを見るのが



私の一番の幸せなんだって



言ってしまったら



嘘になってしまいそうで



言えなかった



あなたに対しては



臆病になってしまう自分がいる



好きすぎて



負担をかけたくなくて




それすらも言えない自分




私はあなたの言葉を聞く



「今度のツアー終ったら



愛果を迎えに行ってもいいかな。」




私はその言葉にあなたの顔を見つめた



ハルの顔には迷いがなく



幸せそうだった



「今度こそ迎えにいく



もう、辛い思いなんてさせたくなくて



今回のツアー計画したんだ。」



言葉を失い



あなたを見つめる私を見ながら



話を続けた



「みんな協力してくれるって。」



そう嬉しそうに話すハル




もう、離れていなくてもいいんだと



思う気持ちが



心の奥に湧きあがり



自然と涙が溢れてきた



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