魔法学園のプリンセス
〝水無月優翔の指導〟

「俺は水無月優翔だ
佐伯の魔力はどのくらいなんだ?」

「多分20万あるかないか位だと思います
ちゃんと測ったことが無いので自覚ですが」

その言葉を聞いた優翔は、まず最初に
正確な魔力値を知らなければ指導できない、と
王宮に新設されたばかりの魔力測定室へと
連れていくことにした


この魔力測定室は睦月の希望で新設されたので
隊長ですら存在を知らない

「俺がこの部屋から出たら目の前にある
小さなドーム状になっているところへ
何も考えずに手を乗せてくれ
あとはドームから指示が出るから
その声に従えよ

俺は1度出るからな」
優翔は一通りの説明を終わらせると部屋の
外へ出た

佐伯くんは優翔が出ていったのを確認したら
ドームのところへ手を置いた

《これより魔力測定を行います
終了するまで決して手を放さないで下さい

肩の力を全て抜いて無になってください

測定中ですしばらくお待ちください

測定中ですしばらくお待ちください

測定中ですしばらくお待ちください

測定が終了しました
手を離してください

貴方の魔力値は潜在値を含めると
31万です
現在解放されているのは15万です

以上で終わりです
退出しても大丈夫です》

機械の声が聞こえなくたったのと同時に、
優翔が入ってきた
優翔は外に出る電子掲示板で佐伯の魔力値を
知った

「佐伯はまだ自分の魔力を全然解放
出来ていなかったんだな
それだけの魔力があるなら
神級の魔法が使えるはずだから
1つずつ修得していこうと思う
それにそれだけあるなら、やっているうちに
他の属性持ち出てくるかもな

とりあえず自信を持て
お前はそうとう魔力を持っている
勿論魔力は訓練をしていくうちに
増えることもかなりの確率である

よしそれじゃあ戻って訓練を開始する」


しかし訓練場に戻ると既に
今日の訓練は終了、と隊長が言い
皆で片付けをしているところだった

優翔も今日の訓練は終了だな、と佐伯くんに
伝え皆の所に走って戻っていった
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