魔法学園のプリンセス
〝如月咲希の指導〟


「君が三宅くんね
私は如月咲希よ よろしくね
とりあえず的を出すから的をめがけて
得意な魔法を出してみて」

三宅くんは咲希の指示通り的をめがけて
ファイア・ボールを出したものの、
魔法はふらふらと宙を漂うかのスピードで
的にむかっていった

「どうしたの?
もしかして昔何かあった?
魔法に関する嫌なことでも」

「俺、皆より強くなりたいって思ってて、
先生が居ないときに練習しては駄目って
言われてたけど勝手に練習してて
学校が少し火事になって…
すぐに先生が消してくれたけど
自分のせいで…」

「そんなことがあったんだ
実はね私も最初は魔法が怖かったの

私が幼魔学園にいるころ喧嘩したことが
あって
まぁ私が悪いんだけどね
それで相手の子が私に魔法で攻撃したの
その子は誰よりも魔力が高くて、
そのころは感情で魔力が開放されてね

その頃魔法ってこんなに怖いんだって
思ったの
でも私はその子よりも強くなるって
決めたの
まぁ無理だったけどね…

でもおしゃべりはこのくらいで
訓練を再開しよう!」
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