魔法学園のプリンセス
睦月は瓦礫の山の前に来て

バーニッシュ

と魔法を唱えた


すると高く積み上げられた瓦礫の山は
一瞬にして消えた
1度分子レベルにまで分解したのだった
ミカエルが元に戻すときにやり易いように

「これでミカエルも扱いやすいでしょ!
ミカエルこの分子を元の場所に
元の状態に戻せる?」


『お任せください!
扱いやすくしてくれて本当に
ありがとうございます!』


ミカエルは手を振りかざし空気中の
分子を元の場所に戻していった

睦月とミカエルには分子が見えているから
不思議には思わないが
他の人たちはミカエルが何をしているのか
不思議そうに見ていた



あっという間にミカエルは作業を終え
睦月に目配せをした


「この世のすべてのものを元の状態に!」


すると辺り一面から柔らかな光が射し
瓦礫となっていた家の一部はあっという間に
もとの姿を取り戻した
< 194 / 224 >

この作品をシェア

pagetop