魔法学園のプリンセス
2年後
戦いのない平和な世の中での2年間は
光陰矢のごとしと言う言葉が
よく当てはまるほど過ぎるのが早かった

サクリトス魔法学園に入学し
幼魔学園の頃傷付けてしまった咲希に再会し
優翔という恋人が出来た

優翔には昨日呼ばれて着いていったときに
ずっと睦月のことが好きでしたって
言われた

優翔曰く載冠式よりも前に自分の気持ちを
伝えたかったらしい


睦月の片想いではなかったと知り
嬉しすぎて優翔の前で泣いてしまった
そのとき優翔は落ち着くまで俺の胸の中で
泣きたいだけ泣けばいいと言ってくれた


毎日4人で過ごしてきた寮も
居れるのは明日まで
明後日の朝には出なければならない


咲希は如月家当主としてもっと
立派になれるよう精霊神と修行に励むと言い
弥生は1年前に部隊に入った同じ星使いの
人と新しい星使いの一族を作ると言い
優翔と睦月は王宮で暮らすことになる


歩む道は違うが咲希の修行が終わりさえすれば
会いたいときに皆が会える

弥生は王族護衛部隊の隊長として
優翔と睦月の載冠式が終わったとき
一番最初の仕事として任命することが
決まっている
弥生には秘密にして


咲希の仕事も睦月達を巫女として
サポートするのですぐに会えるのだ
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