魔法学園のプリンセス

とりあえず、睦月もムニエルまで食べ終わり、
少しは落ち着きを取り戻した

「ごめん
さっきテンションがおかしかった
私、すぐにこうなるからもしおかしく
なったら、また暴走を止めて!
殴るとかは嫌だけど…」

「うん、わかった
じゃあ殴るから(笑)
勿論笑顔でね♪」

「はい、出ました
ブラック咲希が…」

「優翔、なんか言った?
なんか変な言葉が聞こえたような～
気のせいだったかな～」

「気のせいじゃない？
俺何も言ってねぇし…
まぁお前の耳がおかしいなら
聞こえてるかもな～」

「はぁ!?」

「俺、ずっと思ってたんどけど、すぐに
殴るとか言うのはどうかと思う」

「はぁ
私が殴ったことありましたっけ?
殴るからとか言ってもまだ
殴ったことはありません～
そういう誤解を招くことを言うのは
どうかと思うけど…」

「第一、誤解を招くことを言うのは
お前だろ…
確かにお前は俺の知る限りは殴ったこと
無くても、すぐに蹴るのはどうかと
思いますけどねぇ～
暴力的なんじゃありませんか～」

「暴力的もなにも邪魔だから
しょうがないでしょ～
何よ言葉で言えば良いってことですか～」

「そうだよ
言葉で言えばいいんです～」

「わかりましたよ～
優翔むかつく!」

“ドスッ”

「いってぇな
何すんだよ!」

「言葉で言えって言ったから最初は
言葉で言いました～
それから蹴っただけですけど
文句あるわけ～」

「文句しかねぇよ
開き直るなよ…
因みに今楽しんでるだろ!?
さっきから口元が、にやついてるんだけど
最初は気のせいかと思ったけど、
やっぱり気のせいじゃない…」

「だって楽しいんだもん!
何て言うか、本当に言い合えるって
私好きなんだよね～
なんか、表面上の付き合いじゃないって
良いと思わない？
ちゃんと正面から対立して最後に
わかり合うみたいなのって
本当に相手を信用してないと出来ないと
思うの!」

「そういうものなのか…
まぁいいか!」