魔法学園のプリンセス
戦闘授業

一時間目,二時間目

今日の朝も寮から出ると他の生徒たちからの
お出迎えがあった
少し優翔は機嫌が悪くなったが、すぐに咲希に
言われて機嫌を直した

そして自分達の教室へと行き、朝のSHRを
待っているところだ

「皆さんおはようございます
今日の授業は魔法薬学と戦闘授業以外は、
この教室で行います
それと魔法薬学だけは私ではない他の
先生が教えるのでちゃんとやること!
もちろん私の授業もだけどね?
それではこれで朝のSHRを終わりにします」

先生はそれを言うと魔法学の教科書を
取りに行くと言って教室から出ていった

それから少しして先生は教科書を取りに行った
はずだが何も持たずに戻ってきた

「せっかくですから、また魔法を
使いましょうか
今回は前回と違い特に追加の魔法は
かけていませんので、このクラスの生徒なら  普通に持ってくることが出来るはずです
どうぞやってみてください」

先生が言い終わるとまず最初に無詠唱で
自分の教科書を運んだ

「今みたいに無詠唱で出来るという人は
無詠唱でやってもいいですよ!
では近藤さをんから順にやりましょう
因みにこれもテストとします
無詠唱でできたらそれだけ高得点に
なりますので頑張って下さい!」

「水の精霊アミを召喚する
私に力を貸したまえ」

『なぁに?
もう戦うの?』

「違うわ、アミ
私に力を貸して欲しいの
貴方の魔力を少しだけ私にちょうだい…
私が目を瞑ったら貴女も私を思い浮かべて
目を瞑って欲しいの
お願い…」

『わかったわ!
任せてよね! 』

近藤さんは目を瞑り、
使い魔であるアミも目を瞑った

そうして二人の前には魔法学の教科書が
現れた

「ありがとう!」

『どういたしまして
じゃあ私は戻るわね』

そう言ってアミは戻っていった

「なるほど~
使い魔と協力して運ぶとは考えたわね
じゃあ次の人どうぞ」

順番に自分の教科書を手元に持ってきて
全員の目の前には教科書が用意された

「もっと無詠唱でやる人がいたと思うのに
残念だわ
4人しか居ないなんて
もっと自分の魔力を信じていいのに」

それでは授業を始めますね
まずは魔法学とはどういうものか簡単に
説明します
魔法学とは戦闘中や回復などに使う
魔法をどうすれば取得出来るか、
ということを学びます
基本的に魔法はその人の潜在意識の中に、
眠っている魔法を使えるようにしたものです
もちろん努力で取得出来る魔法もありますが、
それは神級魔法等かなりの魔力を
必要とするものです
それでは、まずは自分の潜在意識の中に
どのような魔法が眠っているのか
調べてみましょう

教科書の5ページを開いてください
このページには、自分達の系統別にどのような
潜在意識が眠っているか簡単にわかる
yes no クイズがあります
自分に当てはまっていると思うものには
yesを、当てはまっていると思わないものには
noを選択してください
どちらかと言えば当てはまっているなど
微妙なものには近い方で進んで下さい
それでは始めてください


皆さん終わりましたか?

終わったようですね
それでは自分にはどのような潜在意識が
眠っているのか発表してもらいましょう

それでは、最初は卯月君
卯月君は光系統と闇系統の魔法使いですよね
それぞれ発表お願いします
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