魔法学園のプリンセス

「それでは授業を始めます

今日は魔法薬学の起源とも言われる回復薬を
作ってみましょう
皆さんの前の机上にはこの薬を作るための
蓬の葉と月見草の花が置いてあると
思います
この二つをすりばちで混ぜ合わせ
水に混ぜ合わせたものの少量を入れると
完成します
まずはこれからやりましょう
これは失敗はしないはずなので
安心してください
何かあれば私か水無月君、小鳥遊さん
如月さんに聞いてください

それでは始めてください」

勿論睦月たちは簡単に作り終えた
そしてさすがにこの薬では失敗をした人は
いなく、スムーズに次の薬作りを
始めることができた


次の薬は先程のよりは難易度も上がり
失敗があるかもしれないが恐れずに
取り組みましょう、ということで
皆一生懸命取り組んでいたもののやはり
先程のようにうまくはいかず
成功したのは睦月と咲希だけだった

四人は生徒から質問攻めを受けていた

「このあとどうすればいいんですか?」

「間違えました…」

「ヤベ…
完璧にやらかした」

「咲希ちゃん助けて…
このあとどうするの…」

次から次へと来る質問や助けに、四人は必死に
答えていった

そして質問の嵐が終わったのは授業が終了
したときだった

「もう、終わりですね
まぁ初めてにしてはどうにか皆
終えることができたのでよかったと思います
また次の授業も頑張りましょう」

二時間目まで終わり次はAクラスと合同の
戦闘授業の時間だ
睦月たちは他の生徒よりも一足先に
戦闘場へとむかった