魔法学園のプリンセス
「よし、じゃあさっそく始めるか
ルールは簡単
一番多くカードを取ったパートナーの勝利
一位のチームには私から渡すものが
あります
それではカードを出しますか」

そういって咲希は制服のポケットから
トランプを3セット取り出した

そして自らも使い魔を呼びカードを
ばらまいた

「やっぱりSクラスNo.2ともなると
使い魔もすごいんだな…」

そう言うのはAクラスNo.6の生徒だ

因みに凄いと言っているのは
大天使ウリエルと大天使ハニエルのことだ

ウリエルの容姿はかっこよく、ハニエルは
女子でも見とれるほどの美人だ

「「やばい…
かなり可愛いしかっこいい…」」

「いいな~
俺もあんなかっこいい使い魔と
契約したかった…」

「お前の魔力で大天使なんて無理だろ!」

咲希がウリエルとハニエルを召喚したことで
授業そっちのけで使い魔の話になってしまった

勿論咲希がそれを許すはずもなく、
にっこりと微笑んでウリエルに目配せをした

「よろしくね♪
あっ軽くだよ♪」

『りょーかい!

ファイアウォール!』

ウリエルが魔法を唱えるとさっきまで
しゃべっていた4人の周りを囲むかのように
炎の壁ができ、どんどん狭まっていった

「すいません!!
集中してやるんで許してください!」

「あっつい…」

「こっち来るなよ…
水人龍助けてくれ…」

『すいません…
無理です…
自分より階級の強い精霊が出した
攻撃を打ち破るのはほぼ無理に等しいので
まして相手が神級なんて…』


そしてようやくウリエルはファイアウォールを
解除した

「授業中くらいは集中しろ!
まぁ焼かれてもいいならしゃべれば?」

なんとも言えない咲希の威圧を感じ
それ以降この授業が終わるまで
喋る生徒は一人もいなかった
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