中毒性アリ!?副編集長に手なずけられました


そう言えば、真塩さんは交際当初私に宣言をしたことがある。それは、分かりやすく愛を伝える、ということだった。
轟さんの受け売りらしいけど、彼は宣言通り目に見える愛を惜しみなく注いでくれる。
どうしてそう心に決めたのか一度聞いてみたら、真塩さんは照れ臭そうに答えていた。

愛はなるべくハッキリ見えた方がいいだろ、と。

曖昧な言葉や気持ちで二度と私を傷つけたくないんだ、と静かに付け加えた彼の優しい横顔を、私はきっと、一生忘れないだろう。

あの横顔を思い出すたびに、私はついつい、薬指にあるリングを優しく撫でてしまう。
なんだかリングを撫でると、彼のことを一生大切にしようと、身が引き締まる気がするから。


fin
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