この生徒会長は女総長!?
皆の質問攻めを無理やり押し切って帰った。

今は……いいよな?明日全てを話すのだから





パタンッ




玄関を閉めた途端。





尚「ゆ、結愛!?」

結愛「っん〜〜」




俺にしがみついて声を抑えて泣く結愛。小さな泣き声はあまりにも小さくて聞こえない。

なんでそんなに声を殺してなくの?


でも聞かなかった。いや、聞けなかった。

もっと恋雪姉が傷ついて心が黒く染まってしまいそうだったから。

これ以上恋雪姉には辛い思いをして欲しくない
そのためにも明日、皆に話す必要がある。

皆は恋雪姉を受け入れてくれる筈だから。




尚「大丈夫だよ。」



恋雪姉の頭を撫でた。それに恋雪姉は何回も頷いた。





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