この生徒会長は女総長!?
尚「お姉ぇちゃん!!」

結愛「ふ、ゆきぃいいい!!!」


そのまま泣き崩れる私。冬雪が後ろから優しく抱きしめてくれる。


結愛「ふっ、うぅ。」

尚「大丈夫だよ。僕がきたから。」



皐月「ゆう……あ。」

結愛「さ、皐月?」

皐月「もう一人は冬雪だな?」

尚「そうですけど……。」

皐月「じゃお前ら揃ってるんだな?」

結愛「揃って……ますけど。」

皐月「じゃあよく聞け。」

尚「お前死ぬんじゃねーのかよ?」

皐月「おいおいおい。ひでぇー言いようじゃね
ーか。いいから黙って聞いとけ。」

結愛「何?」

皐月「お前らは……殺される。」

結愛「は?ってか殺されかけてますけど少なく
とも2人に。」

皐月「違う。双子計画が動き始めてるんだよ。」

尚「双子計画?」

皐月「如月組より上の奴らがお前達を消そうと
してる。」

結愛「な!?」

尚「なぜ敵のお前が俺達にそんな事を。」

皐月「俺がお前達を殺せなかったからだ。」

結愛「意味がわからないんだけど。」

皐月「お前らはこの俺が殺す。けど、俺はもう
無理だ。だからこの俺以外にお前らを殺
されては困るんだ。」

尚「な、何を……」

皐月「だから生きろ!殺されるな!俺以外に!」

結愛「もう、本当。意味がわかんない。」


でももぅ。返事が来ることは無かった。




要「どういう事だよ……これは……」


あっ、要がいたんだった……どうしよう。
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