今度こそ、ずっと、あなたの隣にいる
『お婆ちゃん、恋は突然だね。
私、早々と告白しちゃったけど後悔していない。
お婆ちゃんの話を聞いていたら、私は結城君に好きって結城君が呆れるくらい言えるし、結城君を振り向かせることも出来るかもしれないし。
だから、いっぱい話して、私の気持ちを分かってもらう!』
お婆ちゃんは好きになっても別れしかない恋だった。
それももう二度と会えない、そんな恋だった。
でも、私は振られても、結城君が生きている限り、私はいつだって気持ちを伝えられる。
けど、私は結城君の顔を見て、結城君の声を聞いて、結城君をもっと好きになりたいから。
もう一度、結城君に会いに行こう!
『お婆ちゃん、私、結城君の所に行ってくる!』
ニコニコと微笑むお婆ちゃんを置いて、私は駆けだしていく。