今度こそ、ずっと、あなたの隣にいる






それから俺は学校に行かなくなった。








『清也、学校は?』





朝、母親が起こしに部屋に入ってくる。



そしてお決まりの言葉を告げる。










『行かない。どうせ行ったって、卒業まで通えないし』










『……………ねぇ、清也。

 何も今すぐ体がどうなるとかじゃないのよ?

 出来る時に沢山やれることをやった方が』





『……出てけよ!出てけ!』






布団を頭まで被り、母親にそう怒鳴る。










学校なんて行ってどうする?




また友達やさくらに当たるのか?




またバスケをして楽しんでる奴らを見て、羨ましいって……そう思えって?






そんなの、そんなのやだ。




なんで、俺ばかりがこんな病気になる?




なんで、俺が病気になるんだよ?







ただ、ただ友達とさくらのいるところでバスケをしたい…


俺、それしか願ってなかったよ、神様。





もし神様がいるのなら、教えてくれよ、俺が病気になった理由をー……









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