Airis




『じゃあ二時間後に駅の入口で』



「うん!」



パタンとケータイを閉じると
どうしよう、という言葉がぐるぐると頭の中を駆け巡る。



………でも倒れたのは昨日だ。

一晩ぐっすり寝たから大丈夫。



「………準備しよ」



時計を見てそんなに時間が無いことに気が付いたわたしは、

ベッドを出て立ち上がった。






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