Airis
『んー……でも生まれるのはまだ先だと思うから。優苗はとりあえず家でゆっくりして、入れそうな時にお風呂とか入ってな』
そうなのだ、そう習ったのだ。
それでも自分だけではそれでいいのか不安で。
だけどやっぱり大地に言われると、
それでいいんだと思うことができた。
「うん、分かった」
『できるだけ早めにあがるから』
じゃあ、と切られたあと
とりあえず落ち着こうと深呼吸。
とりあえず今は痛いから、
それに耐えようとソファに座った。