Airis
優苗side
目が覚めると同時に、
体の火照りに気が付いた。
最近結構調子良かったはずなのに……
隣で寝る大地は気持ちよさそうに寝息をたてている。
バレずにやり過ごせるかな……
過保護な大地はわたしが具合の悪いときは出勤させてくれない。
家でゆっくり寝とけ、なんて言うけどわたしとしては仕事が優先だ。
枕元の時計を見ると、
まだ夜中の1時。
今から薬飲んで寝とけば朝には下がっているはず。
そう思って布団を剥いで床に足をつけた。