Airis




________ ………




「優苗っ!」



家に帰って即寝室へ行こうとしたわたしを、大地の腕が捕まえた。


案外がっしりしているな……



掴まれた腕を見下ろすと、
上から突き刺さる視線。




「なんでそんなに避けてんだ?」



バレてたか………

上手くしてたつもりなのに。



「別に…避けてないもん」



「…下手くそ」



嘘が、という意味だろう。





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