Airis
「どーするの、これから」
「………これから?」
今日は帰りの車の中で、
優苗と何時間でも話し合う覚悟は決めた。
優苗もその空気を感じ取ったようで、
あからさまに嫌そうな表情をする。
真面目な話は苦手だからな……
だけど優苗のためにも、
今回みっちりと話し合うべきなのだ。
「まず……医者だからある程度不規則な生活になるのはしょうがない。
だけどそれをカバーするためにも正しい食事が必要なの、分かる?」
頷く優苗を見て話を続ける。
「それなのに、それなのにだよ?自分の食生活がとんでもなく悪いって分かってるの?」
またまた頷く優苗。
分かってるなら直せばいいのに。