大好きだから…さよなら。
全てのはじまり
始まりは、友人にLINEのグループに誘われて入ったことからだった。
最初は何のグループなのかわからなくて、
けれど断る理由もなく、何も考えずに私はグループに入った。
そこのメンバーはほとんどが高校の友人達で、その他に知らない人達が何人かいた。
それから訳もわからないまま自己紹介や会話が続いて、私も次第に打ち解けていた。
メンバーの中には男子が4人いた。
そのうちの1人は知り合いだったけれど、
他の3人は知らなかった。
ほとんどの男子がメッセージのなかに顔文字を入れてくるなか、あなただけは顔文字も絵文字も、ましてやスタンプなんて使うことはなかった。