LAST LOVE
でも、私は気付かない内にまた書いてしまっていた。
楽しいこと嬉しいことは書きたくなって、みんなに自慢したかったからかもしれない。
そして、遠藤さんは周りの先生から迫られてしまった。
『言っただろ』
そのメールから、怒っている様子が読み取れた。
絵文字がなかったから。
『サイトの日記に書いてしまった』
私は素直に、本当のことを話した。
『もう、しないし、書かないから』
そうやって丸くおさめようとした。
2度あるこてゃ3度あるって言うでしょ?
(今はまだ2回目だから、3回目があった時は別れてもいいよ)
何考えてるんだろう、私。
こんな馬鹿馬鹿しいこと。
そんなこと思うくらいなら、彼のこと好きじゃないんじゃない?
悪魔と天使が心の中で争っているようだった。
『もう、信じれないから別れよう』
(いやだ・・・)
私は初めて、別れを拒んだ。