LAST LOVE
私が決めていたこと。

それは、「別れる」ということ。

その日の夜に、『やっぱり別れたくない』という内容のメールが来て、うっとうしかった。

だから最後に、『他に好きな人がいるから』と送った。

すると、どうしてだというメールや電話もかかってきたから、ずっとシカトしていたら、あきらめたのか静かになった。




はじめはドキドキもした。

でも、男=エロい。

すべての人がそうだとは思わないけど、彼へのイメージは悪くなるばかりで、キスすることもエッチすることも不安と恐怖で、愛を感じなかった。

「彼氏が欲しい」

ただ、それだけの考えで付き合ってしまった自分も馬鹿馬鹿しい。

これからは、大人になろう。

大人になろう。

大人・・・

その言葉が頭の中をよぎった時、もし、年上の人を好きになったらお金もあるし、車も持ってるから、行動範囲も広くなる。

私は、「年上」って言葉だけで、甘えられるし責任感もあるだろうし、頼れるということを勝手に想像していた。

そして・・・

次に誰かを好きになるなら年上だな、って思ってしまっていた
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