双子愛
紗弥「あぁじぃさぁいぃ」母「そうアジサイ」夜になり母は父にこう言った、母「ねぇあなた…私紗弥を育てるのに自信無くしちゃった」父「突然どうしたの?」母はうつむいて話し始めた、母「リハビリしてても中々上達しないし…紗弥と過ごしてると疲れちゃって」父「おまえがそんなんでどうするんだよ!一番辛いのは紗弥なんだぞ!」母「わかってるけど」父も気付いていた、紗弥の事を妻に任せっきりで疲れている事を…。母「学校は紗弥が障害者だからって行かせてもらえないから私が常に面倒見てるのよ!」父「それはわかるけど」母「あなたは良いわよね仕事に逃げる事できるから」父が怒りだした。父「仕事に逃げる?俺が仕事しないと生活出来ないだろう!」父はグラスに入ったビールを一気に飲みほしリビングから出て行った。母は涙を流しながら頭を抱えている。私はただ見ているだけだった。亜弥「ママなんで泣いてるの?紗弥ちゃんがどうしたの?」母「ごめんねなんでもないの」翌朝、父「亜弥、紗弥おはよう」亜弥「パパおはよう」紗弥「おぉはぁよぉうぅ」父は母には挨拶しなかった、亜弥「パパなんでママにおはようしないの?」父「ちょっとママとケンカしちゃってね」亜弥「ケンカはダメだよ」父「そうだね」朝食の時母は元気がなかった、父とケンカしたからだろうか。何故か私は気を使っていた亜弥「このお魚美味しい」母「亜弥お魚好きだもんね」父「亜弥沢山食べるんだよ」亜弥「はーい」紗弥が変な顔をした、母「紗弥どうしたの?」紗弥「おくぅちぃのぉなかぁになぁにかぁあるぅ」父「魚の小骨じゃない?」母「紗弥お口開けて!」紗弥の口から骨が見つかった。亜弥「良かったね取れて、紗弥ちゃんもう痛くない?」紗弥「うぅん」。今日は病院に行く日だ。母は担当医に自分の胸の内を言った、母「先生…私紗弥をこれ以上面倒見るの出来ません!」先生「どうしたんですか、突然弱気になって」母「学校は受け入れてくれないし、昨日も主人にあたってしまったんです。主人ともギクシャクしてしまい、私どうしたらいいのか分からなくて!」母は少し取り乱していた。先生「お母さん落ち着いて下さい!話しなら聞きますから!」母「すみません、こんなんじゃ母親失格ですよね…」先生「お母さん、少し休まれてはいかがですか?精神的に不安定になってますし」母「どうすればいいのでしょうか?」先生「一つ提案があります」母「なんですか?」