双子愛
亜弥「紗弥ちゃん…バイバイ…」こうして紗弥の養護施設での生活が始まった。それは私の心が歪み始めるきっかけとなった、ある時学校で…男子「なあ、お前の妹言葉話せないんだろ」笑いながら男子生徒が言ってきた。亜弥「そんな事ないもん!話せるもん!」男子生徒「でも俺の母ちゃんが言ってたぜ!妹は話せないし歩く事も出来ないってね!」亜弥「紗弥ちゃんは話せるし歩けるの!」私は紗弥の事を悪く言われ泣きだしてしまった。男子生徒「こいつ泣いてるぜ」どこからか複数の男子の笑い声が聞こえる、そしたら友達の絵理子が止めに入った、絵理子「止めなよ!紗弥ちゃんイジメて楽しいの!紗弥ちゃんがかわいそうじゃない!」男子生徒「けっ!これだから女子はイヤだ!」絵理子「亜弥ちゃん大丈夫?」亜弥「絵理子ちゃ~ん、わぁ~」私は絵理子に泣きながら抱き付く。その夜、母「亜弥食べないの?」亜弥「食べる気しない」母「どうして?」亜弥「お腹痛くて」母「あら、そうなのじゃあお薬飲みましょ」亜弥「いい、もう寝るから」母「そう、ちゃんと布団着るのよ」亜弥「うん」本当はお腹なんか痛くない、今日の出来事がショックだっただけ。翌日私は学校でまたもやイジメを受ける。
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