双子愛
加藤先生の存在は私の親にとって、とても大きかった。母達が戻って来た、母「亜弥、沙弥待たしてごめんね」亜弥「大丈夫だよ〜沙弥ちゃんと遊んでたから」父「そうかぁ、亜弥そろそろ帰るよ」亜弥「えっ!もう帰っちゃうの?」母「来週また来るから」亜弥「やだ!もっと居る!」父「もう帰らないと家に着くのが遅くなるから」亜弥「はーい」私の気持ちは少し違った、本当は沙弥がちょっぴり羨ましかった。私もこの施設に居たいとまで思った、ここに居れば沙弥といられるし学校も休めると思ったからだ。そんな事を帰りの車内で思っていた。加藤先生「ママ達帰っちゃったね」沙弥「うぅん」加藤先生「沙弥ちゃんどうしたの?」沙弥の頬を涙が一つ流れた、沙弥「さぁびしぃよぉ」加藤先生「そっかぁ、淋しいのね」加藤先生は沙弥の頭を撫でる。加藤先生「今日は先生が横で寝てあげるね」沙弥「うぅん」沙弥は淋しさをこらえながらも納得して寝床についた。翌朝、沙弥「せぇんせぇいあさぁだぁよぉ」沙弥が隣に寝ている加藤先生を揺する。加藤先生「う〜ん」沙弥「せぇんせぇいおきぃてぇ」加藤先生「はっ!朝?寝坊しちゃったよ〜!」先生が慌てベットから降りる。
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