双子愛
先生「それは大した進歩ですね、紗弥ちゃんに興味や物事の認識力がついてきたのでしょう」母「私嬉しくて嬉しくて…」先生「その気持ちが大切です、その気持ちが無いと病気とは戦えません」母「そうですよね」涙流している母は久し振りに見る。そして認識力のリハビリが行われた、先生がリンゴの写真を見せる、先生「紗弥ちゃんこれは何か分かるかな?」紗弥「りぃんぅごぉ?」先生「そう!当たり~」母は安心そうに微笑んだ。先生「じゃあこれは?」先生が車の写真を見せる紗弥「……」先生「これは難しかったかな」次は鳥の写真を見せる、紗弥「さっきぃみたぁとりさぁんぅ?」先生「そう!鳥さん!さっき見た事も覚えてるんだね!」次はご飯の写真を見せる、紗弥「たぁべぇもぉのぉ?」先生「惜しいねぇ、こるはご・は・んだよ」紗弥「ごぉはぁんぅ?」先生「そう、もう一度言ってみて」紗弥「ごぉはぁんぅ?」先生「もう言えるね!」リハビリの帰り道は紗弥にとって勉強の場所でもある。道をあるいている時だった車を指さして母は言う、母「紗弥これは?」紗弥「くぅるぅまぁ?」亜弥「紗弥ちゃん当たり~~」母「今日勉強したもんね」亜弥「じぁこれは?」紗弥「おぉはなぁさぁん?」母「そうよく分かったわね亜弥、紗弥の事よろしくね」亜弥「当たり前でしょ!紗弥のお姉ちゃんなんだから!
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