婚約者はホスト!?③~夫婦の絆~
「薬って… 春君 私に何をしたの…?圭司のところに連れて行ってくれるんじゃ…」
私の言葉に、春君はフンと鼻で笑った。
「ちょっと 眠くなる薬をコーヒーに入れただけだよ。なっちゃんが僕の言うことを聞かないから…。もう二度と、あの男のところになんて行かせないよ。だって なっちゃんは僕のお嫁さんになるんだから…。そういう 約束だったでしょ?」
「えっ…。何を言って… 」
私は背筋が凍りついた。
春君は決して冗談を言ってる風でもない。
常軌を逸した彼の言葉に、私の体は震えだした。
「なっちゃんが言ったんだよ。私を春君のお嫁さんにしてってね…。あの時、指切りまでして誓い合ったのに…あんな男と結婚なんて…僕はね 本当は怒ってるんだよ。ちょっと お仕置きが必要だね。」
「なっ 何をするの!? やめて…」
春君は恐怖に震える私の手首を縛り、さらにベッドへとロープで縛りつけた。
「春君! こんなことやめて!」
「ああ 服も邪魔だね…。ひとりでここから逃げ出さないようにしないとね。」
そう言って、春君はハサミでジョキジョキと私の服を破いていく。
私は、泣きながら抵抗したけれど、下着にキャミ一枚という姿にされてしまった。
「しばらく そうして反省してて…。ちゃんと僕の言うことが聞けるようになったら、ロープはほどいてあげるから…。」
そう言い残し、春君は部屋を出て行った。