婚約者はホスト!?③~夫婦の絆~
「えっ いいよ ひとりでできるから…。」
「いいから 服 脱いで…。」
「恥ずかしい…。」
「じゃ 俺が脱がすよ。」
「えっ ちょっと 圭司!」
圭司はあっという間に私を裸にさせて、自分も服を脱ぎ捨てた。
「さっ おいで…。」
一緒にシャワーなんて、やっぱり 恥ずかしい…。
「圭司 私 食べたばかりでお腹出てるから…
お願い ひとりで入れるから出ていって。」
圭司は腹筋も割れてて、細マッチョな体をしてるから、私の悩みなんて分からないのだろうけど…。
「べつに お腹くらい出てたっていいよ。」
「よくない!」
「分かった じゃあ これならいいだろ?」
圭司はそう言って浴室の電気を消すと、私をシャワーで洗い始めた。
私は観念して、圭司に身を委ねた…。
暗くて何も見えないけれど、圭司に触れられた場所が次第に熱を帯びていく。
「なつ…。」
「ん?」
「なつの中のあいつの記憶、俺が全部 消してやるから…。」
そう言って、圭司は私の首筋に舌を這わせた。
「あっ…。」
私の体がピクッと跳ねた。
圭司の舌は、ゆっくりと首筋から耳へと移っていく。
そして 春君がそうしたように、圭司は耳たぶを口の中に含んだ。
春君にされた時はただただ気持ちが悪かっただけだけれど、圭司にされると嘘のように体が疼いていく。
「あっ 圭司…。」
「なつ… ここで 抱くよ。いい?」