君との時間
彼氏との待ち合わせ場所は学校から自転車で5分ほどの場所にある公園。
どうやら彼氏の方が私より先についていたみたいで後ろ姿が見えた。
どうやら携帯を触ってるらしい。
驚かしてやろうと思って私は後ろからいきなり声をかけた。
「龍!!お待たせ!!」
「うおっ!ビビらすなよーバカ信乃」
龍はそう言いながら優しく私の頭を撫でる。
「えへへ。何見てたの??」
「なんでもいいでしょ〜。信乃は見ないでいいの〜」
「えー、ケチ!エロイやつでしょ!」
「さぁね〜。じゃあいこっか。今日は映画でしょ?」
龍が私の自転車を押してくれて、龍は開いた方の手で、私の手を握ってくれる。
「久しぶりだね!」
「ごめんね、信乃。俺の部活が忙しくてあんま会えなくて。」
「いいよいいよ!龍はバスケ頑張って!期待されてんだから!よ!エース!」
「ありがとう」