図書室で会おう
「確か変な子って言ってたな。」
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『ねぇ、ちょっといい?』
読んでいた本から顔を上げると
クラスメイトの黒川さんが仁王立ちしていた。
さすがにクラスメイトの顔と名前くらいは分かる。
「なに」
『あんたほんと無愛想ね。』
こんなことを躊躇なく言うのだからよっぽど毒舌なのだろう。
「なにか用があるから来たんだろ。」
そう言うと黒川さんはニヤニヤしながら
『結衣としゃべってあげて!』
と言った。