図書室で会おう
「うぅーー、気になるっ!」
『どーしたの?』
そう声をかけてくれたのは、
黒川優っていう、私の親友!
優は黒髪美人って感じでサバサバした性格。
いつも相談に乗ってくれて、頼りになるんだ!
「ねー、山田くんが気になるの。」
『あら、結衣にも恋の季節がやってきたかー。』
優はにやにやしながらそう言う。
「ち、ちがうよ!!
ただ、山田くんは湯川くんとしか仲良くしないから…」
『じゃあ喋りかけてみたら?』
なっ、なんていきなりな!
「むっ、むりだよっ!!」