ねぇ、愛してよ…-私に愛を教えて下さい。-
「もしもし?どうした?」
電話に出ると
「モモ?学校終わったか?」
「無事終わって今弥和にご飯奢ってたとこだけど」
「え、マジ?奢ろうと思ってたのに…」
唐突な連絡に首を傾げながら言うと、透さんは溜息を吐きながらそんなことを呟いた。
「なんであんたが奢るのさ」
笑いながら言うと弥和が息を呑んだのがわかった。
首を傾げ弥和に目をやると
「いや、なんか凄いセクシーだなって…」
「なにそれ?」
弥和の言葉に思わず返すと透さんが、ん?と言った。
「なんでもない。で?なんで透さんが奢るの」
なんだかもぞもぞしている弥和は放っておいて透さんとの電話に戻った。
「せっかく久々のモモなのにヤるだけなんてつまんねぇと思ってな」
「え、奢るってあたしに対して?」