ねぇ、愛してよ…-私に愛を教えて下さい。-


「はっ…ぁ…」



いつもは家まで送るが透さんの店と弥和の家は逆方向なので弥和を駅まで送って電車に乗り込んだあたしは店に着くなり待ち構えていた透さんに店内に引きずり込まれた。



一瞬のことに驚いている間に口を塞がれ、熱く激しく口内を蹂躙された。



「ゎっ…ちょ、ここ店ん中っ…んっ…!」



そんな中、服を脱がされそうになり顔を逸らしてキスから逃れ抗議した。



だがそんな抵抗も虚しくまたもや口を塞がれ頭は逃がすまいと掴まれ、あっという間に下着姿にされた。



なにも言わず下着すらも脱がそうとする透さんにさすがに本気を出して腕の中から逃げ出した。



「ここ店!人来たらどーすんだ!」



「もう我慢できねぇ。来んのおせぇんだよ」



身構えかけたあたしに切なげな顔で低く掠れた声で言った透さんに息を呑んだ。



「それは…悪かった、ごめん。弥和を駅まで送ってたんだ。そしたら思った以上に遅くなった」



「…おまえ優しすぎ。その優しさ、たまには俺に向けろよ」



「…努力する」



透さんの言うことは一理あると思い素直に頷くと、グッと距離を詰めてきた透さんに両腕を掴まれ逃げられなくなる。



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