僕があの子を好きになっても良いですか?








「立てる?はい」



あの子がスッと手を伸ばしてくる

雪のように真っ白な細い指

…鼻血出そう





「ちょっ白羽くん!?
鼻血出ているけど大丈夫!?」




出てしまったようです

困った体しているなぁ僕も




「…ずびばぜん……」



鼻にティッシュを詰め込み押さえているため鼻声で謝る

情けなくてしょうがない




「あたし
あんまり白羽くんと関わったことなかったけど

結構白羽くんって体弱いんだね」


「ぞぶみだいでぶ……」



そうみたいですが破壊している…

真面目に喋りたいんだけど…




「バス酔いとかもするの?」


「だまにじまず……」




たまにじゃないよ

何言っているの僕

バス酔いはしょっちゅうじゃないか!








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