僕があの子を好きになっても良いですか?
「…何か凄いね白羽の家って
見直しちゃったな私」
「そ…そう?」
「2年も同じクラスなのに知らなかったもん!」
「僕あんまり話さなかったからね…」
「でも俺も全く気が付かなかった…」
2年間同じクラスの萌も
仲の良い柿沢くんも知らなかった事実
今日はいっぱい色々知ること出来たなぁ
「そういえば斗真
凄かったんだぜ?さっき」
「何が?」
「黒木さんと萌が
黒岩にガツンッと言ってやったんだ」
「…黒岩さんに?」
「そう
お前を含めた4人で行くからな!自然の森
お前が倒れても
俺らが絶対にお前を助けるから
何しろ俺ら
先生から任せられるって言われたからな!」
「そうだよ白羽
責任とかそういうのは気にしちゃ駄目!
私たちは責任をいくらでも負ってやるから!
白羽は当日のことだけ考えてね!」
「樹…小谷さん…ありがとう」