僕があの子を好きになっても良いですか?
あの子と行くためには
☆斗真side☆
黒木さんの言葉は
どうやら僕には刺激が強いようだ
「…っっ!…ぅ……」
「白羽くんっ!」
苦しくなって来て
座っていたソファーに横たわった
「俺來真さん呼んでくるから!」
「私も行く!」
ふたりがリビングを出て行って
僕と黒木さんだけが残った
「白羽くん!
意識だけは飛ばさないで!
頑張って保って!」
「…っハァ…ハァ……」
行くんだよ僕は
自然の森へ
3人と一緒に
行くって
決めたんだよ―――